ストライク用投球補正:実践編
残ったピンによる補正(ストライク用投球補正1)
1投目でタップしてピンが残ると、スペアを取るために2投目を投げてそのフレームが終了し、 そして次のフレームへ進みます。ここで次のフレームでストライクを狙うためにすこし頭を使う必要がでてきます。
ここで何も考えないであっさりそのフレームの1投目を投げていたら、ボウリングの上達は望めません。
上達するためには、前のフレームの1投目の結果について次の内容は自分で確認してから、 次のフレームの1投目を調整して投げるようにしましょう。
■1投目でどのピンが残ったか。
もっとも大切な判断材料となります。
■ボールはレーン上のどのコースを通ったか。
オイル・壁などのレーンコンディションをつかむ。
■ピンへの入射位置と入射角度はどうだったか。
特にピン手前のレーンコンディションをつかむ。
■ボールの回転の仕方はどうだったか。
「フォーム・指の引っかかり」などの投げ方の失敗か、オイルの影響かどうか判断する。
実際のゲームの中では、そのつど考えていては間に合わないですし、 またゲーム中はある程度の緊張感と運動量がありますから、平常時よりは頭はまわってくれないのが普通です。
ですから普段の練習で考えるくせをつけておくことと、似通ったケースは覚えておく必要があります。
今回はその「似通ったケース」のうち、上の項目の「■1投目でどのピンが残ったか」について 説明します。 7・8・9・10番ピンが残ったケースを扱っています。
ボールがポケット(17.5枚目)に入っていない場合の、ストライク・アジャスティングの(3:1:2)理論に、すこし追加補正しています。 残ったピンははっきり確認できますから試してみてください。
尚、実際はほかの項目との兼ね合いもあって、やや微妙な部分に入っていますから、 ここでの手法が完全とは言い切れません。ただ手順はあっていますからストライクへの確率は期待できます。
ストライクが1回だせれば、ストライクが連続しなくても10ピンはアップしますから、アベ150未満の方には 効果は大きいと思います。


スタンス位置
結果と補正 | 7番ピン | 8番ピン | 9番ピン | 10番ピン |
残った理由 | 薄く入った | 厚く入った | 厚く入った | 薄く入った |
想 定
入射位置 |
14.5枚目 | 18.5枚目 | 19枚目 | 16.5枚目 |
スタンス補正 | 右へ1.5枚 | 左へ0.5枚 | 左へ1.0枚 | 右へ0.5枚 |
補正の
増減範囲 |
0.5枚 | 0.5枚 | 0.5枚 | 0.5枚 |
ここで想定される入射位置は、ピン・アクションで何番ピンが残ったかによって 割り出されている入射位置と考えてください。
■ 7番ピンが残った場合
残った理由:薄く入った
想定される入射位置:14.5枚目(3番スパット横)
スタンスでの対処:右へ1.5枚移動する。個人による補正がすこし必要です。
スパット:前のフレームと同じで変えない。
■ 8番ピンが残った場合
残った理由:薄く入った
想定される入射位置:18.5枚目(4番、5番スパットの間)
スタンスでの対処:左へ0.5枚移動する。個人による補正がすこし必要です。
スパット:前のフレームと同じで変えない。
■ 9番ピンが残った場合
残った理由:薄く入った
想定される入射位置:19.0枚目(4番、5番スパットの間)
スタンスでの対処:左へ1.0枚移動する。個人による補正がすこし必要です。
スパット:前のフレームと同じで変えない。
■ 10番ピンが残った場合
残った理由:薄く入った
想定される入射位置:16.5枚目(3番、4番スパットの間)
スタンスでの対処:右へ0.5枚移動する。個人による補正がすこし必要です。
スパット:前のフレームと同じで変えない。
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